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後悔しないヒアルロン酸豊胸〜知っておくべき7つのデメリット〜

「ダウンタイムが少ない」「手術時間が短い」「バストの形を整えられる」などのメリットから人気の、プチ豊胸ことヒアルロン酸豊胸。ただ、デメリットについて深く知らないと痛い目に遭うかもしれません。 失敗してから後悔しないよう、ここでお話する7つの項目についてはしっかり納得しておきましょう。

その1:ヒアルロン酸豊胸した胸の触感は想像より硬い

まずおさえておきたいのが、ヒアルロン酸豊胸の触感。なぜなら、しこりなど施術自体には問題がなくても、想像と違う触感から除去に踏み切る方がとても多いからです。THE CLINIC の「豊胸ヒアルロン酸注入しこり外来」にも、しこりはないけど胸が硬いという理由から、他院で注入したヒアルロン酸を除去するために来院される方が後を絶ちません。

胸が硬い原因1:豊胸用ヒアルロン酸の粒子

ヒアルロン酸施術で用いられる粒子

ヒアルロン酸と言っても、用途によってモノは全然違います。「イメージと違う? ヒアルロン酸注入のバストの触感」でも触れましたが、通常なら皮膚の薄い顔には粒子が細かいヒアルロン酸を使用。一方、ボリュームアップが目的の豊胸には、大きな粒子のヒアルロン酸をチョイスします。
形状も、顔向きのものは液状に近いのですが、豊胸向きのヒアルロン酸は豊胸バッグのシリコンジェルのようでほぼ固形。実際、他院で注入した豊胸用のヒアルロン酸を除去するため来院されたゲストは、体験談として「シリコンバッグくらい硬いとは思わなかった」とおっしゃっていました。
プチ豊胸と言えど、ヒアルロン酸豊胸にはそれくらいの胸の硬さをイメージしていてください。

胸が硬い原因2:ヒアルロン酸豊胸前の胸が小さい

ヒアルロン酸とバストサイズの関係

注入するヒアルロン酸自体が硬いわけですから、何かで覆わなければ胸を触ったとき直に硬さが伝わってしまいます。その“何か”は、バストにおいては脂肪になります。
もともと胸がある程度のボリュームの場合、脂肪にも厚みがあるため、豊胸で使用する粒子の大きなヒアルロン酸の硬さが伝わりにくくはなります。しかし、胸が小さく脂肪がほとんどない場合、ヒアルロン酸を直に触っている状態に近いのです。
脂肪注入を断られた方がヒアルロン酸豊胸されているケースもよく見かけるのですが、その選択の際には必ず触感の硬さを念頭においておきましょう。

胸が硬い原因3:ヒアルロン酸を皮下に注入

ヒアルロン酸の注入場所

ヒアルロン酸豊胸は注入する場所によって、さらに硬さが増すことがあります。素材の硬さを緩和するため、乳腺下に注入するのがヒアルロン酸豊胸のセオリー。しかし、乳腺の上、つまり皮下直下に注入されているケースが少なくないのです。胸の小さい方のヒアルロン酸豊胸と同じく、触感が硬くないはずがありません。
また、右のエコー画像のケースでは、皮下に注入されたヒアルロン酸がしこりになっていました。皮下のごく浅い層は血流が多いため、注射すると出血が起きやすい傾向にあります。人工物であるヒアルロン酸が血液に触れると体の異物に対する拒否反応が加速。厚い被膜が形成され、ヒアルロン酸を溶解しても被膜が残るため胸が硬いままだったり、胸の形がいびつになったりすることも……。

その2:ヒアルロン酸豊胸の効果は触れ込みより短く感じる

ヒアルロン酸豊胸の持続期間

プチ豊胸と言われるくらいですから、ヒアルロン酸豊胸の効果が一次的であることは、多くの人が知るところの事実でしょう。マクロレーンVRF30(旧SUB-Q)やハイアコープなど一般的なヒアルロン酸豊胸だと、半年〜2年程度と言われています。
ただ、胸が2年間大きいままなのではなく、少しずつ小さくなっていくというのが注意したい点。急な変化がないという点で聞こえは良いかもしれませんが、少しでも胸が小さくなったら効果がなくなったと感じるのが豊胸された方の心理というものです。注入後の腫れが引いただけでもそう感じる方もいらっしゃいます。実際に広告でうたわれている期間、効果が持続したと満足している方は少ないようです。

その3:ヒアルロン酸豊胸で大量注入は禁物! 目安は?

ヒアルロン酸の注入目安量

ヒアルロン酸豊胸の注入量と効果の目安は、片胸100ccずつの注入で約1カップのバストアップ。たくさん注入すればもっと大きくできると考えるかもしれませんが、一度の大量注入はとても危険です。「注入されたヒアルロン酸のその後」でもあるように、吸収よりも早く厚い被膜がヒアルロン酸を包み込み、硬いしこりとなるリスクが高まってしまうのです。
そのため、だいたいのクリニックが片胸100〜150cc、多く見積もったところでも200ccを限度に設けています。効果には個人差がありますが、150〜200ccのヒアルロン酸注入で、1.5〜2カップくらいのバストアップということを認識しておきましょう。

ヒアルロン酸豊胸の繰り返し注入にも注意!

大量注入にリスクがあるということで、なかには繰り返し注入のプランを提案するクリニックも。 確かにバストアップしている期間は長くはなります。ただ、繰り返しの注入はしこりの原因のひとつ。再注入の際に以前注入したヒアルロン酸を注射針で破ってしまう可能性があるからです。流れ出たヒアルロン酸が厚い被膜に覆われ、しこり化すると考えられています。

その4:本当に安い? 分かりにくいヒアルロン酸豊胸の値段

ヒアルロン酸豊胸の費用例

ヒアルロン酸豊胸の値段相場は、1ccあたり3,000〜5,000円程度。こう見ると安く感じるかもしれませんが、胸を1カップ大きくするためには、だいたい片胸100ccのヒアルロン酸が必要です。単純計算にはなりますが、1カップでも片胸300,000〜500,000円両胸だと600,000〜1,000,000円はかかることになります。また、手術時の麻酔や注射針などに追加費用を設けているクリニックも。
この費用で手に入れた効果が持続するのは、おおよそ半年〜2年。持続期間の話でも触れたように、早い人だと数カ月で効果がなくなったと感じるかもしれません。そういったことも踏まえ、豊胸手術として安いのかどうか、冷静に判断しましょう。

安過ぎるヒアルロン酸にはご注意を

ヒアルロン酸も改良が重ねられて今に至っています。だから、重大な問題が出るような粗悪品はそうそうないとは考えたいです。ただ、余ったヒアルロン酸を使い回すクリニックもあるという話を耳にしたことも……。これでは本来の品質は保証されません。ヒアルロン酸の品質の低さも、しこりの要因のひとつ。相場より安い場合、きちんと納得できる理由を施術前に確認する必要があります。

その5:ヒアルロン酸豊胸でデコルテ改善は難しい

気軽さに並ぶヒアルロン酸豊胸のメリットのひとつが、胸の形を整えられること。美容外科クリニックのホームページで、「こんなバストになれる!」という注入箇所のイラスト解説を見たことのある方も多いのではないでしょうか?
確かに、左右差や谷間などは注入箇所によって整えられる可能性はあります。ただ、デコルテをふっくらさせるという訴求は、正直疑問です。冒頭の触感の話にもありますが、乳腺や脂肪の下に注入しないと、触れた際にヒアルロン酸の硬さが直に手へ伝わってしまいます。つまり、本来のデコルテ(鎖骨下あたり)への注入は現実的ではありません。ヒアルロン酸豊胸で言うデコルテの調整は胸の上部にハリを持たせることであって、鎖骨下からのなだらかで自然な膨らみがつくれるわけではないことを認識しておきましょう。

ヒアルロン酸豊胸で改善できるお悩み例

その6:ヒアルロン酸豊胸と乳がん、デンスブレストの関係

ヒアルロン酸豊胸、乳がん、デンスブレストの関係

ヒアルロン酸豊胸したからといって、乳がんになったりはしません。ヒアルロン酸豊胸でできたしこりが、がん化することもありません。ただ、ひとつご注意いただきたいのが、デンスブレストの方です。
デンスブレストとは、乳腺の密度が高いバストのこと。高濃度乳房や高濃度乳腺とも言われます。実はデンスブレストの場合、マンモグラフィー検査で乳がんを見つけるのが難しいのです。通常、マンモグラフィーでは乳房内は黒く、乳がんのしこりは白く映し出されます。しかし、乳がんのしこりと同じく白く映し出される乳腺。その乳腺が密集しているデンスブレストは白い部分がそもそも多く、異常であるしこりの白を見つけるのが非常に困難。そして、デンスブレストの方がヒアルロン酸豊胸を受けた場合、注入したヒアルロン酸が乳腺を押し上げるので、マンモグラフィー検査の画像がより白くなり、さらに乳がんの鑑別が難しくなると予想されるのです。 日本人女性のデンスブレスト率は5〜8割とも言われています。乳がん検診でデンスブレストだった人には医療機関がその旨を通知できる体制づくりを行うと、厚生労働省も動きだしました。ヒアルロン酸豊胸を行う前に、デンスブレストについても確認しておくことをおすすめします。

国の方針やプチ豊胸の種類でも安全性に違いあり

ヒアルロン酸豊胸を始めとする充填剤を注入するプチ豊胸。日本ではおなじみですが、実は欧米ではバストへの使用を禁止していたり、推奨していない国もあります。
また、数年前から日本でも提供されている新しいプチ豊胸術、アクアフィリング豊胸やアクアリフト豊胸。こちらに関しては日本美容外科学会(JSAS)でも推奨しない姿勢を発表しています。アクアフィリング豊胸やアクアリフト豊胸の問題点については、「実録! アクアフィリング豊胸の失敗相談(しこりの症例)」をご覧ください。

その7:ヒアルロン酸豊胸のしこりのリスクを正しく理解

ヒアルロン酸豊胸によってできたしこり実例

ヒアルロン酸注入をお考えの方の中には、「しこりができても溶かせば大丈夫」と楽観的に考えている方もいるのではないでしょうか? それは大きな間違いです。だいたいのケースで溶かした後で吸引除去が必要ですし、なかにはバストを切開して摘出しなければ治療できないケースがあります。また、右の症例画像のように、バストの見た目にも影響を与えるほどのしこりも……。(ヒアルロン酸豊胸のしこりの症例画像は「閲覧注意! 衝撃のヒアルロン酸豊胸しこり事件簿」にまとめています)
例えば、脂肪注入豊胸もしこりのリスクがありますが、こちらは脂肪の加工や注入技術で回避することが可能です。しかし、ヒアルロン酸豊胸のしこりはどんなに正しく施術してもできてしまうことがあります。だからこそ、しこりの実情と、次にあげるような要因が推測されることを知っておいて欲しいのです。

しこりの原因1:ヒアルロン酸の質

ヒアルロン酸のしこりの原因1:質

先にも触れましたが、粗悪なヒアルロン酸の場合は炎症などのトラブルの可能性もあるため、しこりのリスクが高まると考えられます。あまりに安い値段で提供しているクリニックなどあれば、成約前に必ず納得できる理由を確認しましょう。

しこりの原因2:ヒアルロン酸の注入量

ヒアルロン酸のしこりの原因2:量

こちらも前出ではありますが、一度に大量のヒアルロン酸を注入すると吸収される前に厚い被膜に覆われ、しこりになってしまうことがあります。1回の注入量は100〜150cc、多くても200ccまでを目安としましょう。

しこりの原因3:ヒアルロン酸の注入箇所

ヒアルロン酸のしこりの原因3:注入箇所

通常は乳腺下に注入されるヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸豊胸の失敗の専門外来では、驚く場所に注入されているケースも見受けられます。例えば乳腺内や大胸筋内。炎症を起こしやすく、しこりが瘢痕化することもあります。

しこりの原因4:体質

ヒアルロン酸のしこりの原因4:体質

ヒアルロン酸を注入した際、人工物への拒否反応から、体はヒアルロン酸を被膜で覆います。体質によってはその反応が強く出る方もいて、そうすると厚い被膜がつくられて硬いしこりになってしまいます。

しこりの原因5:ヒアルロン酸の繰り返し注入

ヒアルロン酸のしこりの原因5:くり返し注入

注入量の話で説明済ですが、繰り返しヒアルロン酸豊胸を行うことでしこりのリスクが高まるかもしれません。この場合、複数のしこりができることも考えられます。因果関係は定かではありませんが、実際に片胸40個以上のしこりを除去した経験もTHE CLINIC にはあります。

まとめ:ヒアルロン酸豊胸するならデメリットを知った上で

ヒアルロン酸豊胸のデメリット

ヒアルロン酸豊胸を全否定するわけではありません。THE CLINIC でも稀ではありますが、脂肪の採取がどうしても困難な方にはヒアルロン酸豊胸を選択しますし、ゲストのたっての希望なら施術します。ただ、おすすめはしません。施術する場合にも、ここであげたようなデメリットを必ずお話します。その上で後悔のないように決断してほしいからです。
ヒアルロン酸豊胸をお考えの方は成約前にもう一度、ここであげた7つのポイントについて納得できるか、よく考えてみてください。

コラムのポイント

  • しこりがなくてもヒアルロン酸除去の治療を希望する方は多い
  • 触感や持続期間もイメージより硬い、短いと感じる方が多い
  • プチ豊胸と言えど、悲惨なしこりの実情とその原因は理解すべき