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【顔ヒアルロン酸注入の失敗】しこりの原因と治療法

顔の美容施術と言われて、まずヒアルロン酸注入を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。それくらい身近なヒアルロン酸注入ですが、失敗の口コミも少なくありません。代表的な“アバター顔”や“ヒアル顔”から、ニュースにもなった皮膚壊死や失明など、様々な失敗体験談がネット上にあがっています。なかでも実相談が多い“しこり”について、今回は衝撃の事実も交えながらお話しましょう。

しこりで顔が「ぼこぼこ」「ブヨブヨ」…ヒアルロン酸注入の失敗実話

豊胸のヒアルロン酸注入専門の相談窓口を設けているザ・クリニック。そこには、豊胸だけでなく顔の失敗のお悩みも数多く寄せられており、ほとんどが“しこりができた”という内容です。なかでも、以下の部位のしこり相談が目立ちます。(皮膚壊死や失明の失敗については「キレイになるはずが失明!?気軽なプチ整形の危険性」をご覧ください)

ヒアルロン酸注入の失敗実話1:ほうれい線のしこりの口コミ

ヒアルロン酸注入の失敗実話1:ほうれい線にできたしこり

顔のヒアルロン酸注入の中でも特にニーズが高いということもあるでしょうが、まずあげられるのは、ほうれい線のしこり。「虫に刺されたようにぼこぼこになった」と症状を説明する方が多いのが特徴的です。他には「しこりで段差になり、逆にほうれい線が目立つ」とお悩みの方もいます。

ヒアルロン酸注入の失敗実話2:目の下のしこりの口コミ

ヒアルロン酸注入の失敗実話2:目の下にできたしこり

皮膚がとても薄いという特徴のある目の下では、「帯状のしこりができた」「膨らんで欲しい部分以外がでこぼこしている」などの声が見られます。また、「硬く残っているのが気になる」と硬さの違和感を訴える方も特に多い部位と言えます。

ヒアルロン酸注入の失敗実話3:鼻や顎のしこりの口コミ

ヒアルロン酸注入の失敗実話3:鼻・顎にできたしこり

ヒアルロン酸注入は若返り以外に、鼻を高くしたり顎をシャープにしたりするプチ整形としても利用されます。そういった方からのしこり相談もたくさん寄せられます。特に「ヒアルロン酸溶解注射を打ったら、水風船のようにブヨブヨになった」という内容が印象的です。

安いヒアルロン酸注入にまさかの落とし穴! 失敗の原因はコレだった

顔のヒアルロン酸注入でしこりができるのには、いくつかの原因が考えられます。繰り返しの注入で吸収されずに残ってしまうというのも要因としては考えられなくはないですが、特筆すべきはヒアルロン酸の「種類」「注入技術」です。

しこりの原因1:ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸注入によってしこりができる原因1:ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸は粒子が細かく液状に近いものから、粒子が大きく固形に近いものまで、種類によって硬さの程度が様々。通常、バストや鼻や顎の形成には、しっかり形づくれる粒子が大きめのヒアルロン酸を使用します。一方、顔のしわ消しなどで選択するのは、粒子が細かく柔らかいタイプ。例えば口コミにあったように、特に皮膚の薄い目の下は硬さやデコボコが目立つため、3〜6ヵ月で吸収されるほど粒子の細かいものを選択する必要があります。このチョイスミスから、硬いヒアルロン酸をしこりと思っているケースも多いのです。
なかには安い豊胸向きのヒアルロン酸を、破格の値段で顔に注入する悪質なクリニックも存在するようなのでご注意ください。

しこりの原因2:ヒアルロン酸注入の技術

ヒアルロン酸注入によってしこりができる原因2:医師の技術

皮膚の薄い顔の場合、かなり細かく注入する技術が求められます。その技術が未熟だと硬さはもちろんのこと、ほうれい線の失敗談にあったようなボコボコした見た目に……。また、ヒアルロン酸を浅い層に注入すると、それだけ硬さが手で触れたときに伝わりやすく、皮膚の厚さに応じて注入する深さにも配慮しないといけません。
つまり、顔の解剖学にのっとった知識と繊細な注入技術を併せ持つドクターに任せないと、しこりのリスクは高まります。

ヒアルロン酸注入のしこりを確実に除去した実症例

ヒアルロン酸注入のしこり除去例

ヒアルロン酸注入の顔のしこりはとても細かいのが特徴です。そのため、きちんと目視しながら除去しないと、除去しきれないことも考えられます。「他院でヒアルロン酸溶解注射を受けたけど、しこりが残った」と話すゲストが多いのはこのためかもしれません。
そういったことのないよう、ザ・クリニックではエコーを使用します。まずは、ヒアルロン酸のしこりの「位置」「大きさ」「数」などを把握。こちらのほうれい線のしこりは、大きさ8.4mm、厚さは1.7mmしかないことが事前に分かりました。
正確に診断した後は、的確にしこりへと溶解液のヒアルロニダーゼを注射します。ご覧の通り、しこりに注射針がピンポイントに届いているかどうかを施術中に確認できるため、確実にヒアルロニダーゼをヒアルロン酸のしこりへ注入できました。
顔の小さいしこりの場合、溶解されれば自然と吸収されます。ただ、吸収されたかどうか不安な方もいるでしょう。そんな方は吸収されているかどうか、後日確認するということも可能です。こちらのゲストも3日後に来院いただいた際に、ヒアルロン酸がなくなっていることを確認できました。

ヒアルロン酸溶解注射で消えないしこりがある

ヒアルロン酸溶解注射でもしこりが消えないケース

ヒアルロン酸注入による失敗でできたしこりのほとんどは、このようなエコー下での確実な処置で解消することができます。ただ、口コミの中には「しこりがなくならなかった」という声も。
理由のひとつに、ヒアルロン酸が溶解されたものの、吸収はされなかったというケースが考えられます。鼻や顎への注入の失敗談にあった「水風船のようにぶよぶよしている」という口コミがそうです。鼻や顎の形成の場合、塊で注入するため厚めの被膜ができることがあり、溶かしたヒアルロン酸が吸収されず被膜内に残ってしまうことがあるのです。この場合、エコーで確認できれば穿刺除去などの方法で対処できます。
もうひとつ考えられるのが、炎症や感染症などによって肉芽や瘢痕など組織が線維化しているケースです。ケナコルトという薬剤を注射して組織を薄くさせたり、カニューレで崩したり、小石の上に布団をかぶせて硬さを感じなくするように脂肪を注入したりといった方法で対処します。

ヒアルロン酸のしこり解消と同時にリクエストされる施術

みなさんヒアルロン酸のしこりをなくすことが一番の希望ではありますが、そのお悩みが解消されれば、やっぱりしわやたるみが気になるというもの。そのため、多くの方がマイクロCRFやSRF(ステムセルリッチファット)注入、コンデンスリッチフェイスなどの自分の脂肪を活用した施術を望まれます。エコー症例のゲストも、顔のしこり相談の多くの方が同時にマイクロCRFをリクエストされました。
実際、脂肪は本来の皮下組織なので柔らかく自然で、ヒアルロン酸のように青白く浮き立つような失敗もありません。ヒアルロン酸注入同様にしこりのリスクはありますが、脂肪注入ではリスクを限りなくゼロに近づける技術が明確になっています。ただし、ヒアルロン酸が残っていると「ヒアルロン酸注入で豊胸した人への脂肪注入ガイド」でもお話ししたように、しこりの素になることも。そのため、脂肪注入の前には完全にヒアルロン酸をなくして必要があります。その意味でもエコー下での処置と術後の確認は欠かせないのです。

ヒアルロン酸経験者が脂肪注入を選ぶ理由

コラムのポイント

  • 顔の場合、ヒアルロン酸自体がしこりのように硬く感じることがある
  • エコー下で確実に溶解液を注射すれば、ほとんどのしこりは解消される
  • ヒアルロン酸のしこりを解消したら、次は脂肪注入を考える人が多い