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メス不要の脂肪吸引? 痩身施術LALの効果

スマートリポなどを併用する「レーザーアシスト脂肪吸引」。本来は単体で施術する脂肪溶解レーザーを、脂肪吸引に利用するようになったのでしょうか。その背景について説明していきます。

メスを使わない痩身施術

メスを使わない痩身施術

イタリア生まれの『スマートリポ』が日本に上陸したのは2004年頃。つまようじ程の太さの器具を体内に挿入して行うこの方法は、レーザーで脂肪を溶かすだけという気軽さがコンセプトでした。ダウンタイムが少ないということもあり、脂肪溶解注射などとともにメスを使わない痩身施術として話題になり、一時は導入クリニックも急増しました。
しかし、溶かした脂肪を代謝で排出するにも限界があるため、結局は吸引しないとあまり効果がないということが判明。こうしてドレナージ(排出)という名称で吸引機能が追加され、レーザーアシスト脂肪吸引(Laser Assisted Liposuction:LAL)という意味合いをより強めました。

脂肪吸引と組み合わせるも……

脂肪吸引と組み合わせるも……

しかし低負担ではあっても、やはり効果は脂肪吸引には及びません。そこで、導入していた大手クリニックなどはイメージ戦略に打って出ます。陰圧式(SAL)など従来の脂肪吸引に組み合わせ「レーザーを併用するから従来よりも取れる脂肪吸引」という、医学的にはあまり根拠のない差別化のツールにするところも登場。案の定、わざわざレーザーで処理しても効果はあまり変わりませんでした。
その後、脂肪層ごとに使い分けられる2種の波長を発する『スマートリポMPX』や、ブロードバンドで360°の照射が可能な『プラズマリポ』など改良タイプも開発されますが、脂肪吸引程の明確な効果とはいかず、今では提供するクリニックの数も少なくなっているのが現状です。

【このコラムのバックナンバー】

コラムのポイント

  • スマートリポは“メスを使わない”脂肪溶解施術として登場
  • 溶解するだけではあまり効果が得られず、今ではドレナージ機能が基本。
  • 脂肪吸引との併用は、医学的な根拠ではなくイメージ戦略